戻る

インフルエンザワクチン予防接種の受け方
 毎年この季節(=秋~冬)になるとインフルエンザ予防接種が始まります。「インフルエンザワクチン予防接種の受け方」を国立感染症研究所の岡部信彦先生がまとめておられますので、このパンフレットを参考にしてまとめてゆきます。ちょっとスキャンの字が小さいですが読めない事はないので詳細は下記の図1と図2を参照して下さい。
要点
1.卵アレルギー:ワクチン精製の精度が上がってほとんど問題にならない事が多いが、卵アレルギーの症状が強い人や過去にインフルエンザワクチン接種でアナフィラキシー歴のある人は接種を避ける。(図1:注意1)
2.発熱>37.5の比較的重い急性感染症に掛かっている人は接種を避ける。(図1:注意1)
3.接種当日は激しい運動は避けるが、入浴などは通常は問題ない(図1:注意2)→「院長のボヤキ」2012.12.11.版 参照
4.13歳未満の子供は通常2-4週間の間隔で2回接種。(図1:注意2)
5.副反応としては、注射部位の発赤、腫脹、硬結、発熱、痛み、しびれ、蕁麻疹などですが通常は軽い。その他、さまざまな副反応が報告されています。(図1:注意2)
6.症状は似ていますがインフルエンザと風邪や武漢コロナは別物です。インフルエンザワクチンはインフルエンザにしか効きません「風邪や武漢コロナの予防にインフルエンザワクチン予防接種をお願いします」は間違いです。(図2上)
7.インフルエンザの潜伏期間は1-5日程度で、突然の38度以上の発熱、全身倦怠感、喉の痛み、鼻水や咳、関節痛などで発症します。(図2中)
8.インフルエンザワクチン接種は妊婦さん、高齢者、心臓病や気管支喘息などの持病のある方、など「私も受けていいのかしら?」と思う様な方々ほど受ける事が大切です。(図2下)
2022,10.30. (更新)文責 眞弓久則

インフルエンザワクチン予防接種の受け方-squashed
図1.上述の要点15参照


インフルエンザとインフルエンザワクチン-squashed
図2.上述の要点68参照

戻る