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徐脈性心房細動
 心房と心室の規則正しい調律の取れた拍動が崩れて、心房がしびれたような細かい動きをするとともに、心室は不等間隔でバラバラに拍動するようになった状態を心房細動といいます。原因が不明なままに起こる場合と、僧帽弁膜症等に合併して起こってくる場合があります。心室の拍動が50-100/分に保たれていれば(心原性脳梗塞以外は)特に問題になることは少ないのですが、40/分以下の徐脈となった場合や3秒以上の心停止を伴うようになると心不全症状や、めまい、眼前暗黒感、失神発作を来すことがあり、永久型ペースメーカーの植え込みが必要です。また心房細動の方は心拍数が正常でも血栓塞栓症(特に脳卒中)をきたす可能性が高くなりますので、抗凝固剤ワーファリンやNOACなどの内服が必要です。未治療の方はぜひ一度ご来院ください。

2016.4.18.
更新 眞弓久則


ペースメーカー植込後の左前胸部-squashed
ペースメーカー植込後の左前胸部

術後のペースメーカークリニック-squashed
術後のペースメーカークリニック

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