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スペイン旅行記
 2012.9.15-22.にスペイン旅行をさせていただきました。
 日付の順番に組み直して読みやすくしてあります。院長のボヤキ(16)2012.9.17.院長のボヤキ(23)2012.9.29.の分です。

院長のボヤキ(16)2012.9.17.
 イヤーッ、昨日やっとスペインに到着しました。Bilbaoから1時間かそこらでスイスイとHondarribia(オンダリビア)というフランスとの国境の町に到着して午後にはサンセバスチャンと云う町の見学をしているはずだったのですが、どっこいHondarribiaのホテルは遠かった。やはり予約なんかすべきではなかった、と後悔しました。Garminというヨーロッパも使えるSDも付けて〆て4万円もするナビを買い揃えてでかけたのですが、Booking. comで予約したホテルは一泊58ユーロと安かった、けどナビやiPhoneでの位置表示が出来ないくらい丘の上でした。着くのに5時間ぐらい掛かったかな?
 結局は23回ホテルの切れかかったお兄ちゃんに電話して迎えに来てもらいなんとか着きました。んーっ!、これは長男のバスケットボールインターハイの応援に家族一同で泊まった、島根のど田舎の夏のスキー場のロッジ以上のど田舎ぶりでした。
 まーでも一晩ゆっくり眠ってみると夜景の奇麗で静かな民宿?でした。カーテンもない広々とした、眺めも良い部屋でしたが、2人でしめて58ユーロでした。あーっ、白黒のヤギが落ちたリンゴの実を旨そうに食べてたね。
 大切な事を云い忘れていました。借りたレンタカーはカローラクラスの「ゴルフ」の予定だったのですが、ランクアップされていて、ベンツ(メルセーデス)になっていました。下記写真あり。ディーゼルですが音は静かちゃんで吹き上がり良く、三菱開発のCDIエンジンでした。高速道路は120km/hrが制限時速なのですが140は普通に出て、時には「瞬間最高速度」ではなく160km/hrが出ていました。私は「ベンツ」などと言う「高級車」は乗り付けていないので全くの素人ですが、ベンツは良いもんだ!と素直におもいました。でも、セゴビアのタクシーはプリウスでした。

スペイン旅行記1-squashed
オンダリビアの丘の上のホテル。ヤギあり。2012.9.16

スペイン旅行記2-squashed
Bilbao空港で借りた何型か知らないけど(メルセデス)「ベンツ」。イヤーッ、ベンツはいいね!

院長のボヤキ(17)2012.9.18.
 Segoviaの2日目→Toledoの1日目です。Terrible things happened!
 話せば長い事ながら、9/17Hondrribiaの出発は民宿の朝食に始まりました。朝食後にキレ息子のウエイターにリンゴ酒(シードラ)の購入先を尋ねたところ、エアポートのすぐ近くに大きなスーパーマーケットがあるとの由。昨日散々探してもわからなかったため地図に印を付けてくれと頼んでも「エアポートの近くですぐにわかる」の一点張り。  取り敢えずセゴビアへ行く途中でさがすことにしたのですが、GPSGarminになんとか行き先入力したエアポートの近くにはスパーマーケットは見つからず、30分ぐらい見つからないため諦めてセゴビアへ向かう事にしました。Garminちゃんはあくまで不調で今度はセゴビアへの道も分からなくなり、道を間違えて方向転換のためたまたま入った駐車スペースが「スーパーマーケット」でした。これ幸いにとにかくシードラなどお土産の類いは山ほど買いました。
 少しずつ扱いになれて来たGarminは段々調子を上げて、なんとかSegoviaSan Antonio El Realという修道院を改装したホテルに到着しました。この間の道路は前回報告の通りで乾燥地帯を120-160km/hrで走り抜け、約4-5時間でした。
 セゴビアのホテルは良かったのですが(写真)、夕方から徒歩で古代ローマの水道橋(写真)、大聖堂へ約一時間をかけて歩いたのでもうヘロヘロでした。帰りはそのプリウスタクシーですが、これが結構安くて3-400円ぐらいなんです。初めから乗れば良かった。チップはあまり必要ない?一応あげたけど、レストランでもチップは取りません。
 この日はホテルのレストラン(20:30Open)で食事しました。写真がないけどヒレステーキ、タコのなんとかが旨かった。旨すぎて赤ワインを一本空けてしまい、これが後に悲劇の幕を開けて行きます。
 昼間の長時間の歩行とワインの飲み過ぎが原因か、夜中の3-4時に動悸で目を覚まします。10年ぶりの発作性心房細動の発作でした。持参したメインテートや水を飲み心拍数が落ち着いてくると動悸は少なくなって来たのですが、家内が心配するため近くの病院のERUrgencias)を受診しました。まあスペインの医療事情を視察してみたい気持もあって社会科見学ののりですな。診察、心電図、胸写、血液検査があって、2時間後に投薬もなく無事釈放されました。心拍数も落ち着いているため「そのうち正常脈に戻るでしょう」と言う事でしょうか。100ユーロあまりのデポジットとクレジットカード、パスポートを提示しました。実際、昼過ぎには正常脈に戻りました。
 12:00ごろからToledoへ出発。この頃からGarminは快調でした。行く先のホテルも無事に入力でき、マドリッド周辺の混んだ高速道路も無事通り抜けて4時頃にはToledoのホテルSercotel Pintor El Grecoに到着しました。今回は高速も結構混んでいて安全運転でした。
 すぐ近くのエルグレコ美術館でEl Grecoの絵画を堪能しました。これまで「エルグレコ」って名前は知ってましたが初めてじっくり見ましたが、生き生きとした遠近感の素晴らしい人物画は見物です。
 夜は部屋でホテルからのプレゼントのワインで一杯遣りいい気分になったところで、どういう訳かウェストバッグの金具が右足底部に突き刺さってしまいました。金具の先はスペード型になっており、引っ張っても抜けません。家内と二人掛かりで思いっきり引っ張っても抜けず救急車を呼んで、本日2度目のERへ搬送してもらいました。2時間ほどかけて無事に手術を終えてホテルへ帰宅しました。今回はなぜか無料?でした。一応日本の旅行保険会社の証書は提示しました。ホテルの入り口から部屋まで歩くと床は出血で点々々‥‥  果たして眞弓は復活出来たのか?続きは明日のMadrid Airportの無料WiFiで書けるかな?

スペイン旅行記3-squashed
Segovia古代ローマの水道橋

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SegoviaSan Antonio El Realという修道院を改装したホテルの部屋

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Segovia
の町並み。この先にホテルのおネーチャンが15分で着くと言ったSegovia大聖堂があったのですが、1時間かかってやっと到着。

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セゴビア大聖堂。着いた時はもう閉館で見れず、明日再度で出直すつもりがER通いで叶いませんでした。

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Segovia General HospitalER入り口。駐車場で迷っていると、英語の通じない帰宅途中のスタッフ?の親切なおばちゃんに案内してもらいました。

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ER第4診察室(番号からして不吉でした)。病院は大学病院級の大きさでERの診察してだけでも7-8部屋あったかな?ちなみに医師は3-40歳ぐらいの(家内曰く「美人」の女医さんでした)。


院長のボヤキ(18)2012.9.19.
 Toledoの2日目です。
 前日金具を踏み刺した右足の土踏まずは朝方までまだトイレに歩くたびに若干出血していました。でも、朝のうちに家内が近くのPharmacia(薬局)までガーゼ、テープ、消毒液などを買いに行ってくれてガーゼ交換をしてからは大した事はなく、思い切ってタクシーで観光に出かけました。
 イスラム教のモスクは期待したほどではなく小さい物でした。その後汽車みたいになったバスに乗りトレドの市内を一周するミニツアー(=約1時間)に参加しました。トレドはセゴビヤと並んで2000年以上の歴史を持つ城塞都市のようです。(写真あり)
 出発したのと同じ広場に戻った後でToledo大聖堂を観に行きました。車いすを借りて、中に入ってみるとその壮大、荘厳、豪華な作りには驚かされます。(写真あり)
 ホテルに帰る前に近くのレストランで食事をしましたが、パエリアが結構旨かった。席はミストが吹き付ける屋外の席にしてもらいました。スペインは北の大西洋に面したHondarribia(オンダリビア)などはもう秋で、半袖では寒く持参した長袖を着ていましたが、乾燥地帯で南にあるToledoでは日中は日本と同じくらい暑かったです。
 まあトレドにはまだまだ観るところはいっぱいあったのですが、なにせまだ右足をケガしてから24時間も経っていませんのであまり無理をせずホテルに帰りました。(写真あり)

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イスラム教のモスク:トレドはキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が覇権を争ってきた古都です。このモスクも壁画はキリスト?絵にはこさぎ取られた跡もあります。
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汽車みたいな連なったバスでミニツアー:トレド中心部のなんとか広場から30分ごとに出発のバスに乗って市内観光しました。

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ミニツアー絶景ポイント:トレドは城塞都市で周囲は城壁に囲まれています。左の高い塔が大聖堂です。

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Toledo大聖堂の内部-1トレド大聖堂はすごかった。

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Toledo大聖堂の内部-2トレド大聖堂はすごかった-2

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Toledoのホテル:トレドでのホテルはHotel Pintor El Grecoという名の通り、El Greco美術館のすぐ近くでした。

院長のボヤキ(19)2012.9.20.
 Toledoの3日目→Madridの1-2日目です。
 Toledoはまだ名残惜しかったのですが、この日はホテルの近くの公園まで散歩したのみで帰国の途につく事にしました。ホテルのオネーさんからマドリッド空港までは1時間チョットだと聞いていたのですが、例によってまたまたGarminちゃんのご機嫌が悪くて、天下のMadrid-Barajas Airportが入力できません。「Aeropuerto」と入力してやっとそれらしい場所が出ては来たのですが何とも怪しいフロントのオネーさんを呼んできて確認させると自信満々に「間違いない、これです」と答えますが、こういう時は話半分に聞いておいた方が良い。「とにかくAirportAirportと繰り返し出てくるからサインにしたがって行けば間違いない」とのこと。
 この日はiPhoneが空港の住所登録してないせいで全く使えす、取り敢えずはGarmin頼みで出発しました。それらしくMadrid近郊には達しているのですが、Garminが連れて行った先はどうも小型飛行機の別の飛行場か軍施設?結局はGarmin地図画面から「ココ」指定してなんとか再度Barajas Airportを目指しました。なんとかレンタカーリターンに到着してまだ飛行機の出発時刻に20時間ぐらいを残してレンタカーを返しました。レンタカーのオドメーターはなぜか通算になっておらずトータルが今ひとつ不明ですが、走行距離は1000km近かったと思います。家内と二人で何とか無事故無違反で乗りこなす事が出来ました。ホッ!!
 時間は一杯あるのでMadridは一カ所だけと決めて、コインロッカー(小型2カ所で6ユーロぐらいだったかな?)に荷物を預けて、プラド美術館までタクシーで向かいました。片道24ユーロぐらいで安かった。プラド美術館は部屋数も多くて15時ぐらいから5時間かけて閉館の20時まで観ましたが、たぶんまだ見逃しがあると思います。El Grecoも再度観ましたが、Goya(裸と服を着たマハの連作がベストかな?)やルーベンス、レンブラントが良かったかな。残念ながら美術館内は撮影できず写真はあまりありません。カフェと外にいた道化師さんぐらいかな‥‥  また空港までタクシーで戻って、21時ぐらいから夜通し待って9/21の早朝にチェックインして再度パリ経由で予定通りに帰国しました。

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パレスホテル?とかタクシーの運ちゃんは云っていました。

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Prado Cafeプラド美術館内は撮影禁止なのでせめてカフェだけでもと撮ってきました。スペイン人はサラダを食いません。


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Prado美術館の外にいた道化師:プラド美術館の外で見かけたので残りのコインをみんなカンに入れて、家内も一緒に記念撮影しました。

院長のボヤキ(20)2012.9.22.
 2012.9.22の朝8:15です。予定より若干遅れて無事に帰国できました。
 MadridからParisのシャルルドゴール空港を経由して帰国しましたが、パリの空港は日本人で一杯でした。スペインでは2-3組しか会わなかったのですが‥‥フランス人は英語がよく通じます。あまりキレません。スペイン人より穏やかな感じ、かな?
 成田からは首都高速が混雑していて自宅に着いたのは昼過ぎでした。まあーとにかく無事に帰れてよかった。

 さてこれからはスペインのまとめです。スペインに関して眞弓が感じたことをまとめてみます。
1.スペイン人はキレ易い:初めに泊まったホテルのニーちゃんだけかと思ったら、レストラン、ホテル、公共機関、などあらゆる窓口のスペイン人は男女を関わりなくすぐキレます。チッチッと舌打ちなどは当たり前です。かといって特別に蔑んでいる訳でも憎んでいる訳でもない。まあ、血の気が多いんでしょう。なにせ闘牛の国ですから。
2.スペイン人は素っ気ない:オンダリビアのホテルのニーちゃんが典型ですが、スペイン人は道順等の教え方がオーザッパです。東日本大震災の後の公共広告に「親切とおせっかいの違い」というのがありましたが、スペイン人は日本人みたいに懇切丁寧に教えません。たぶんおせっかいの部類に入ってしまうのでしょう。
3.スペイン人は親切すぎて返って混乱する:初日のCasa Rural Higeraldeというホテル=民宿?はBooking.comiPhoneの地図でも正確な位置が表示できない様な丘の上にありました。色々な人に訪ねると親切に地図を見ながらアッチだコッチだ、とそれらしく教えてくれるのですが、結局はすべて嘘っぱちで混乱するだけでした。まあこういうことは昔住んでいたフロリダや米国の旅行先でもあった様な気がしますがスペイン人のそれは特に酷い。分からないなら分からないと言ってくれれば苦労しないのにネ。
 ただ発作性心房細動の治療に訪ねたSegovia General Hospitalでは親切なおばさんがERの入り口まで数百メートルも案内してくれました。英語で聞いてもスペイン語でしか話してくれませんでしたが、別れ際に「SAYONARA」といってくれました。
4.スペイン人はぶっ飛ばす:スペインの高速道路は無料だったり3-10ユーロぐらいで金を払ったりでした。日本よりは大分安い。(アメリカはほとんどタダでもっと安い、フリーウェイというぐらいですから‥‥)道路は田舎でも2-3車線あって一車線分が広くて制限時速は120km/hrが標準でした。さらに中央分離帯が日本のようにガードレールではなく、アメリカ等のように「もう数車線分のスペースだけ」と云うのが多い。このため開放感が全然違います。ドイツのアウトバーンなどは制限時速なしですから時速200km/hr以上でぶっ飛ばした経験のある人ばかりなのでしょう。皆がビュンビュン追い越して行きます。追い越したらかすめるように割り込んで走行車線に一度は必ず戻ります。
 私も初めて160km/hrの「通常走行」を経験しましたが、それでも追い越されます。
5.スペインには信号機がない:スペインの一般道路には普通信号機がありません。今回の旅行中に色々なところを車で走りましたが、信号機は全部で3-4個しか見ませんでした。スペイン(確かフランスもそうでしたが)の交差点は「ラウンドアバウト」と言われる円形の道路をぐるぐる回りながら行きたい方向に出て行く方式です。先に入った車に優先権があります。まあ集団縄跳びに車ごと飛び込んで行く感じでしょうか。初めはチョットおっかないけど慣れるとそうでもありません。土地さえいっぱいあれば電気代はかかりませんからエコ?かな。(写真1)
6.スペイン人は英語が苦手:ヨーロッパの各国人は学会等ではみんなそれぞれの国の訛はあっても英語を話します。英語さえ話せれば大丈夫だろうとタカを括っていた私が甘かった。ホテルやレストラン、ドライブインの店員さん、看護婦さん、検査技師さん、その辺を歩いているオジさんオバさんや中学生、みんな英語が苦手です。まあ日本と同じか若干ましな程度でしょうか?こっちが英語で話してもスペイン語でベラベラと話してきます。英語が話せない日本人のように「キャッ」と逃げて行く様なやわな人は一人もいません。こっちもめげずに大声の英語でしゃべっていると、時には英語圏の旅行者でスペイン語の出来る人が助け舟を出してくれることもあります。まともな英語を話すのは医者と何人かのレストランや空港スタッフぐらいだったかな‥‥
 そういえばスペインには、アメリカのハワイやカリフォルニアの様に助け舟を出してくれる様な日系人や日本人旅行者などは終ぞいませんでした。朝鮮人や中国人もほとんど見かけませんでした。日本人がウジャウジャいたのはパリまでですね。俗にフランス人は英語を話せないとか話せてもわざとしゃべらない、などと言いますが全くそんなことはありません。フランス人はスペイン人よりズーッとましです。
 極めつけはスーパーでトイレに行きたくなり「Where is a bathroom?」と聞いても全く通じず、「Toilet!」といっても通じず、とっさに家内とこれだけはと覚えておいた、「ドンデエスタセルビーシオ?」が出たら直ぐに教えてくれました。ただしスペインのスーパートイレは鍵付きでした。
7.スペインは夜まで明るい:ヨーロッパの各国がそうかも知れませんがどうも夏時間を採用しているようです。朝が明るくなるのは8:00ごろで夕方は20:00ごろまで明るい。レストランは15:00だか16:00だかには一度閉まって、20:30ごろから再開です。夜中までやっているらしい。
 それから苦労して見つけたスーパーマーケットですが、日曜日は完全閉鎖状態だそうです。
8.スペイン人はサラダを食べない:スペインの朝食にはトマトは良く出ますが、葉もの野菜はまず出ません。夕食のメニューにもサラダのメニューは1-2種類しかない。オレンジやアップルジュースで済ませるんでしょうか?スイカとメロンは出たかな。(写真2)
9.スペインはハムとソーセージがうまい:旅日記にアップし忘れたので#8.と#9.を証明する写真をアップしましょう。Toledoのホテルの朝食です。真ん中の下から二番目がご存知の生ハムでこれが一番うまかった。左上部にある白っぽいのはチーズですがこれも結構うまい。で、いいですか?右端にチョット写ったキュウリと真ん中に半分に切ったミニトマトと下敷きのキュウリ数枚、これがこの朝のビュッフェ朝食に出た野菜のすべてなんですよ!(写真2)

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(写真1)Toledoのラウンドアバウト。数方向から丸いサークル道路に入っていきたい方向に出て行きます。先に入った車優先です。

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(写真2)Toledoのホテルの朝食の一部。他にはクロワッサンなどのパン類、リンゴやオレンジジュース、ミルク、コーヒーと紅茶、水、ぐらいかな。

院長のボヤキ(21)2012.9.26.
 スペイン番外編と題してしばらく思いついた面白い事を書いてみます。
1.スペインの4つ星ホテルには「ビデ」がある。
 ビデってご存知でしょうか?日本でも高級ホテルでは今でも時々見かけます。まあぶっちゃけて云うと女性のオ××××洗浄器ですな。一見、洗面器風?ですがお水やお湯を溜めて、股がったり腰掛けたりして女性が大切なところをチャクチャクと洗浄する、そのための専用洗浄器です。その昔、日本の成金お父ちゃんが有難くゴシゴシとそれで顔を洗ったり歯磨きをした、と云う伝説のある代物です。
 んーっ、ぶっちゃけ「ウォシュレット」という最新兵器が普通に置いてある我が日本ではもはや無用の長物なのです。がぁーっ、今回せっかくスペインの4つ星ホテル(と言っても夫婦二人で一泊8000円程度なんですが)に泊まったので、ウォシュレット代わりに使ってみる事にしました。
 とはいえ一件目のホテルのビデは雨樋型(横に出っ張り)で陶器のビデの底は床に接地していない=体重100kg超の私はとっさに不安を覚え、異国での失態を事前に回避しました。
 二件目は都合よくガッチリ型です。水とお湯を混ぜ、程よくかき混ぜたところでそっと股がり、玉金と竿を左手でそっと持ち上げた股の間から右手を挿入してミトノ黄門様をよくよく洗浄します。いや確かに良く洗えました。洗って立ち上がり、器の中を目を凝らして良く見るとプランクトンかバクテリアか、細かい異物がフワフワといっぱいみえる。なんだ、ウンコかすか‥‥そして洗った方の指はもう一度良く洗わなくっちゃ‥‥
 んーっ、んーっ、やっぱり日本人にはナマナマし過ぎるーってか?というより今回はチョット酔っぱらってエグ過ぎる表現になってしまいました。ごめんなさい。医師としてはあるまじき失態です。
 というか、俺もう医者辞めて小説家になろうかな?まあ今回は、浅田次郎大先生のマネをして1ミリのことを100メートルに延ばして延ばして表現してみました。
 また明日も面白いネタを思いついたらペンを取ります。また明日のココロだーっ。おやすみなさい。

院長のボヤキ(22)2012.9.27.
スペイン番外編2
2.日本人のウォシュレット依存症
 前回、「ビデ」について格調低い考察をしてしまいましたが、なぜビデか?そもそもは67年前に米国やオーストラリアの自動車旅行に家族を連れて行った際、ウォシュレットがなくて(お尻の)痛い目にあいました。折も折、ある週刊誌を読んでいたところ、劇団ひとり氏が「携帯ウォシュレット」なるものについて書いておられました。うん!これだーっ!!!
 早速困った時のAmazon頼み、とばかりにAmazonで検索するとあるぞあるぞ、元祖TOTOの電池式携帯ウォシュレットから、一番シンプルな手動式まで様々です。悩みましたが結局私は手動式の「シュピューラー 」なるウォシュレットを¥2,650也で購入、旅行前に試し洗いしてみました。一旦は紙で拭いた後で仕上げにシュッシュッとやってみると以外と「いい感じ」です。紙を使わずにナマで使うには水の量が足りないかもしれません。サイズはゲンコツの半分ぐらいでこっそりとシャツの胸ポケットに収まる大きさです。「使用後にノズルを洗って再度ポケットに納める」ってところが一番抵抗のあるところですが、所詮自分の出した有機物です、勇気を出してしまいます。
 と云う事で、予行演習も含めて準備万端で望んだのですが、行きの飛行機ではカバンから出しそびれ、ホテルではビデに邪魔されてあまり出番がありませんでした。しかし、オンダリビアの安ホテルでは一度だけ活躍しました。
 「おしりだって洗ってほしい!」のTOTOの衝撃コマーシャルから30年を経て、「ウォシュレット」はついに世界中を飛び回る事になった訳です。TOTOの技術者さま方に感謝感謝です。

院長のボヤキ(23)2012.9.29.
スペイン番外編3
3.プラド美術館のもう一つのモナリザ
 前回、前々回と下ネタが続きましたが今回は格調高いお話を一つ。
 本日の産經新聞にスイスの財団が、10歳若いモナリザを描いた絵が本物だったと発表した、と云う記事が載っていました。世界中に一体いくつの本物の「モナリザ」あるねん?と疑心暗鬼に落ちいってしまいますが、天下のプラド美術館にも確かにもう一つの「モナリザ」がありました。
 本家フランスのルーブル美術館のモナリザはもう20年ぐらい前だったか、パリを旅行した時に観た事がありますが、以外と小さくて細かなひび割れが結構たくさん入っていた印象が残っています。
 くだんのプラド「モナリザ」はレオナルドビンチ自らも手直ししたらしい、との解説(日本語の解説器あり)も入っていましたが、大きさは本家「モナリザ」と同じぐらいで絵地は本家のものよりきれいでヒビも入っていません。絵自体はだいぶん以前の修復(改悪?)で背景が黒くされていたのを何年か前の修復時にレントゲンだか赤外線だかでオリジナルの背景を蘇らせて修復してあるのだそうです。
 イヤーッ、本当は一枚写真を撮って来たかったのですが‥‥残念です。良く分からないけどルーブルのモナリザより奇麗だった気がしています。プラドはゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」で有名ですが、このモナリザも見物ですよ!
スペイン旅行記はこれで終了です。長々とご愛読ありがとうございました。

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