血糖値やHbA1cが高いといわれた
検診で血糖値が高い、尿糖も出ているといわれたけど放置しているという方、やたらとのどが渇いて水をよく飲む、という段階へきていませんか?便器の廻りにこぼれたオシッコがべとべとになったりしていませんか?イエスなら次は糖尿病性昏睡といって高血糖のため意識不明になる段階です。糖尿病を放置すると失明や腎不全(→人工透析)、心臓病、脳卒中、閉塞性動脈硬化症(→足趾切断)と少しも良いことはありません。
「糖尿病がこわくて酒が飲めるか!」、「今日も元気だタバコがうまい」などと強がったり、うそぶいたりしているうちにも病魔は確実にあなたの体をむしばんでいます。一刻も早い手当が必要です。最近の経口糖尿病薬は一日一回の内服で副作用も少なく快適な生活に戻ることができます。糖尿病なら直ぐにインスリン注射開始と云う訳ではありません(当院の2型糖尿病患者さんは100名以上おられほとんど100%近くはHbA1c<7.0%にコントロールできていますが、2016.4.24.現在でインスリンを自己注射されている患者さんはゼロです)。40-60歳の若さなら、1-2年間の内服治療中に食事や運動療法で体重をコントロールできたら漢方薬などをうまく応用して休薬に持ち込むことも可能です。一度思い切って受診、相談してみて下さい。
次の「やたらに咽が渇く」や「視野の欠損、目のチラツキ」の項、「対応できる疾患名:糖尿病」の項も参照して読んで下さい。
2016.4.24.更新 眞弓久則
▲薬嫌いに忍び寄る糖尿病の影…