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熱中症
 かつては「熱射病や日射病」などとも呼ばれましたが、最近は熱中症という呼び方が一般的になってきました。高温多湿な環境で体内の水分や塩分が失われたり、体内の自律神経調節機能が破綻して発症します。
 軽いうち大量の発汗、めまい、立ち眩みなどの「脳貧血」症状やこむら返りなどの筋肉の軽い痙攣が起こります。
 
中等度になると頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感などがひどくなってきます。
 そしてさらに
重症化すると意識障害が起きて呼びかけにも反応が鈍くなり、ガクガクとした引きつけのような痙攣、歩行障害が起こってきます。体温は38-40度以上に上昇します。
 熱中症はやはり7-8月の暑い時期で、気温の上昇する昼から夕方に頻発しますが、温度調節能の低下した高齢者では室内でも発生します。喉が渇く前に定期的な水分摂取(出来れば塩分を含んだスポーツドリンクなどを日中には毎時間コップ一杯程度は摂取しましょう)が大切です。もちろん汗をかく様な運動をした時はさらに追加した水分摂取が必要になります。

2016.4.19.更新 眞弓久則


熱中症1-squashed

熱中症2-squashed

熱中症3-squashed

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