動悸がする
動悸の原因にはいろいろな不整脈が考えられます。上室性期外収縮、心室性期外収縮、発作性上室性頻拍症、発作性心室性頻拍症、心房細動などです。一瞬ドキッとする、脈がとぶ、脈が早い、数分間から数時間動悸が持続した後自然に消失した、もう何日も治らない、などいろいろな程度の症状が考えられます。治療も放置可能なものから直ちに治療を必要とするものまで様々です。通常の心電図や24時間心電図などにより判定しますが、症状が出ているうちに来院して心電図をとることをお奨めします。なお、正常な脈拍数は安静時50〜90/分程度です。100以上/分は頻脈です。
動悸の原因としてもう一つ絶対に見逃せないのが高血圧症です。自宅で血圧を測定していますか？朝起きてとにかくすぐ（5分以内）に一回、寝る前に一回、ドキドキしたら一回、取り敢えずは血圧を測ってみましょう。自宅での正常血圧は135/85未満（上も下も）です。以上が全て正常なら「心（こころ）」の問題ということもあります。
2016.4.24.更新 眞弓久則
▲脈がおかしいぞ…取り敢えず血圧測定を！