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坂道を登ると息がきれる
 弁膜症高血圧症が原因で心不全症状として坂道を上がると息が苦しいことがあります。向こうずねなどに浮腫を認めたり、体重の異常な増加などを認めることも多く、起座呼吸といって仰向けに寝ると息苦しく、座ると楽になります。肺気腫や慢性気管支炎などの肺疾患でも坂道や階段での息切れが見られることが有ります。狭心症などの虚血性心臓病の場合でも、坂道を上がるなどの運動負荷が加わると、前胸部の痛みや圧迫感というより息が苦しいことも多く、運動を止めれば1-5分間で消失します。ニトログリセリンが有効なら狭心発作かもしれません。

2016.4.24.
更新 眞弓久則


坂道を登ると息がきれる-squashed
坂道や階段で息が切れるようになった

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