甲状腺疾患
甲状腺の疾患のなかでも甲状腺機能低下症は比較的頻繁に見られます。特に女性に多く、下腿の浮腫や冷え性、代謝不全などの形で現れます。循環器科でよく見る心不全や高血圧症に伴う浮腫とも紛らわしく、糖尿病や脂質異常症の増悪因子となることもあることから、当院では初診時の検査としてできるだけ検査するように心がけています。
詳細は「甲状腺機能低下症」の項を参照して下さい。
一方、甲状腺機能亢進症を来すバセドウ病は比較的少ないですが、一般的には甲状腺機能低下症よりも激しい症状が出るようです。甲状腺腫大、眼球突出、頻脈と動悸、発汗、手の震え、イライラなどでしょうか。
詳細は「甲状腺機能亢進症」の項を参照して下さい。
甲状腺機能低下症(橋本病など)
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)