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風邪を引き易い
 かぜの代表的な症状は寒気、のどの痛み、頭痛、関節痛、発熱、くしゃみ、鼻水、咳、痰、下痢、食欲不振、全身倦怠感などですが、これらの症状は実際には (1)寒気、のどの痛み、頭痛、関節痛、発熱の群、(2)くしゃみ、鼻水、咳、痰の群、(3)下痢、食欲不振、全身倦怠感の群、の3群に分けて現れることが多いものです。症状のタイプはその時のかぜのウィルスのタイプ、患者さん自身の体質、体調などによって決定されます。もちろん、重複して現れることもあります。「私はしょっちゅうかぜを引いている」と云われる患者さんが、実は高血圧治療薬の副作用ACE阻害剤の咳だったり、アレルギー性鼻炎咳喘息あるいは慢性気管支炎だったりすることもあります。「かぜは万病の元」といいますが、実は「かぜ症状は万病に似る」ものです。しょっちゅうかぜを引くというあなた!一度、精密検査を受けてみて下さい。

2016.4.25.
更新 眞弓久則


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