無二の呼吸法
「過換気(過呼吸)症候群」やパニック障害と診断されている方の治療法としてかつて定番だったペーパーバッグ法(紙やビニール袋の中で息をして血中の二酸化酸素濃度を上げる)は最近では危険な方法として禁忌になっています。眞弓のお勧めは簡易自律訓練法とも言うべき「無二の呼吸法」です。らくーに1、2(2秒間:出来れば鼻で)で吸って1、2、3、4、5.6(6秒間:出来れば口から)で吐く、を繰り返します。そして意識を呼吸に集中して下さい。六と二で無二の呼吸と覚えて下さい。社交不安障害(=上がり症)や強迫性障害(=カギ閉めや手洗い心配性)、閉所恐怖症の方にも簡単にできる呼吸法です。
文責:眞弓 久則:2016.4.21.版