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長く歩くと足が痛くなる、足の色が悪い
 高齢者では膝や腰が痛いなどの整形外科的な病気は非常に一般的ですが、数十メートル歩くと片方のふくらはぎや太ももが痛くなって座り込んでしまう、同時に痛い方の足先の色が赤黒くなる、足趾や膝の潰瘍状の傷が何ヶ月も治らない、片方の足がどうもだるい、などの症状がありませんか?糖尿病の治療中である、または糖尿病といわれたが長年放置してきた、などと云うことはありませんか? 左右の足背動脈(足の甲の真ん中あたり)と後脛骨動脈(足関節の内側のくるぶしのすぐ後ろ)の脈拍を比べてみて下さい。右は触れるのに痛い方の左は触れない、などの徴候がありませんか?イエスなら膝のお皿の真後ろの窪んだあたりに膝窩動脈が触れますが、左右差がありませんか?このような徴候が見られる場合は下肢の動脈の動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)による血行障害が疑われます。直ちに受診して下さい。
 対応できる疾患名:閉塞性動脈硬化症の項も参照して下さい。

2016.4.26.
更新 眞弓久則

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